転職の秘訣:希望と違う遠隔地の勤務地になってしまったらどうするか?

家族とよく相談をして給与などとのバランスで決めよう

中高年の再就職の場合、自宅から遠い勤務地というのを希望する人はあまりいません。ましてや単身赴任というケースでは、多くの人が敬遠するでしょう。

しかし、中高年を採用する企業側は、「日本中どこでも勤務してほしい」と望んでいる場合が多く、ここで、大きなミスマッチが生じています。

このミスマッチ解消には、会社探しの段階で、勤務地についてよく調べておくことが、まず大切です。しかし、たとえば、なかなか再就職が決まらない場合、「とりあえず応募してみる」という人は多いでしょう。そして、面接まで行ったときに「勤務地は○○でいいですか?」となり、悩んでしまうのです。通勤時間は1時間半が限度でしょう。

日産自動車の村山工場が閉鎖になったときに、通勤で2時間かかる横須賀市の工場、あるいは福岡県苅田町の工場勤務という選択肢がありました。しかし、寝たきりの両親を抱えるある中高年の人は、断りました。

遠隔地の勤務先については家族と相談をして、どこまで譲れるかでしょう。自分一人ならどこにでも単身乗り込めますが、中高校生の子供がいると難しい選択となるでしょう。

どうしても、その仕事を掴みたいという執念を優先するか、家族のことなどを優先するか、給与などとともに、よく熟考してください。

履歴書の書き方1:良い履歴書はメモと下書きの準備で決まる

清書の前の「メモ·下書き」が決め手

求人に応募する時に必要なものと言えばまずは履歴書。その履歴書を書くときの注意点について説明しよう。

用紙に記入する前に、まず各項目のメモをつくってみることが大事だ。求人企業側の担当者の目に止まる履歴書を書くには、このメモの段階で内容をうまくまとめておく必要がある。

人に見せる文章や書類であれば、「清書」の前に「下書き」で数字や事実関係を確かめ、アピールしたいことをうまく表現できているかチェックしておきたい。

ひととおり書いてみないとよく分からないこともあるので、「メモ」や「下書き」の作業は大事である。

下書きができたら、いよいよ本番だ。文章を書いていく上では、センテンスを短くすることを心がけたい。まず、リラックスして自分が書きやすいと思う項目から書いてみよう。メモの段階でも、本番同様に項目ごとに内容を整理していくことが大切だ。

見ず知らずの人に見てもらう書類だから、内容はもちろん、見た目の美しさも重視したい。

1枚の履歴書の中に、びっしり書き込まれた項目とスカスカの項目があるようでは、うまい構成とはいえない。

また、細かい字でたくさん書かれているからといって、熱意を感じとってもらえるというわけでもない。

余白があってもよいが、その余白もほかの項目とバランスが取れていてはじめてその効果が現れるものだといえる。

履歴書用紙の中で与えられたスペースはだれにとってもみな平等だ。そのスペースをいかにうまく活用し、自分を担当者にアピールするかが、あなたの腕の見せどころなのだ。

メモをつくる際も、何を強調すれば、より自分をアピールできるかを考えることが大切だ。

そのためには、一つの項目について適度な分量でまとめること。まわりくどい表現はなるべく避けて、簡潔を第1とする。項目によっては、箇条書きにすると効果的である

文体は統一すること。ある項目では「だ·である」調(常体)で書いてあるのに、別の項目では「です·ます」調(敬体)になっているといった書き方はまずい。

文字づかいや送りがなに気をつけよう。いったん「分かる」と書いたら、その後も「分かる」で統一する。「わかる」や「判る」が混在してはいけない。

履歴書の文章は、「既成品」であってはいけない。中には用紙に同封されている「見本」そのままのような書き方をしている人がいるが、これではせっかく自分をアピールするチャンスを自ら捨てているようなもの。

「貴社の社風に自分の性格が最適」(志望欄の記入例)といったありふれた表現は、むしろタブーと心得るべきだろう。

志望企業の社風に、自分の性格が本当に合っていると思ったのであれば、その社風と自分の性格のどこがマッチしたのか、など、具体的に自分に引きつけた表現にしたい。前向きに取り組んでいるあなたの姿勢を売り込むことだ。

同じ内容を書くにしても、表現を工夫すること。一度自分の頭にインプットする作業を経ることで、ものの考え方、独自の体験といった貴重なあなたの個性を、ユニークな表現で履歴書に反映させることができる。履歴書は、「自分の言葉」で書くものなのだ。

こうした作業を繰り返しながら、履歴書づくりにはじっくり時間をかけて取り組むことだ。志望業界の違いによって、表現のしかたも変わってくる。求人企業の業種、規模、創業年数などによって、求める人材は違ってくる。履歴書の内容も少しずつ変えたほうがよい。

清書の前にじっくりと読み直して、求人企業の担当者に説得力を持つ履歴書を練り上げてほしい。